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2024年 達成した事

達成できなかった事を振り返る5つの質問

 

2024年も終わりに近づいています。この1年を振り返り、自分が成しとげた成果や成長を振り返ることは、今後のキャリアプランニングのために大切です。今日は、2024年のキャリアの振り返りを深めるための5つの質問についてお話しします。

1. 2024年の主な成果は何ですか? 

 

最初に考えるべきなのは、2024年のあなたの最も重要な成果です。数値的な成果やプロジェクトの成功はもちろん、個人的に誇れる成果も含めて振り返りましょう。例えば、売上の増加、新規顧客の獲得、あるいはチーム全体のプロジェクト成功に貢献した具体的な実績です。成果を定量的に示すことができれば、明確に評価できます。 

成果や達成感は、個人のモチベーションに大きく影響します。Luthans et al.(2006年)のポジティブな組織行動(POB)の研究によると、キャリアにおける成果の評価は、自己の達成感を高め、成功への道筋を描くために重要です【参考文献1】。 

 

2. 新しく習得したスキルは何ですか? 

次に、今年新たに習得したスキルや知識をリストアップしてみましょう。職場での成長は、自身のキャリアをさらに進展させるために欠かせません。技術的なスキルやソフトスキルの向上、特定のツールの習得、または業界に関する専門知識の獲得がこの項目に当たります。 

学習は経験を通じて行われます。Eraut(2004年)は、職場におけるインフォーマルな学習の重要性を指摘し、日常業務を通じて獲得したスキルが、専門的な成長に不可欠であることを示しています【参考文献2】。自分の経験からどのようなスキルを習得したかを振り返りましょう 

 

3. 今年、どのような課題を乗り越えましたか? 

仕事を通じて直面する課題は、自分の成長を促進し、問題解決能力を高めるチャンスでもあります。2024年において、困難なプロジェクトや予期せぬ問題にどのように対処したか、またその経験から何を学んだかを振り返ることが大切です。ここでは、自己のレジリエンス(回復力)やストレス管理能力が試されます。 

逆境を乗り越える力は、キャリア成功のために不可欠です。Masten(2001年)のレジリエンスに関する研究は、個人が困難な状況に直面しても成長する能力について強調しています【参考3】。 

 

4. チームの成功にどのように貢献しましたか?
個々の成果だけでなく、チームや組織全体の成功に対する自分の貢献を振り返ることも重要です。チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力など、他者との関係性の中でどのような役割を果たしたかを考えてみましょう。Dutton et al.(2006年)の研究によると、チームの成功に貢献することで、自身の職場に対するエンゲージメントや充実感が向上することが示されています【参考4】。 

 

5. この1年で個人的にどのように成長しましたか? 

最後に、2024年を通じて自分自身の人間としての成長を振り返りましょう。仕事を通じて得た内面的な変化や価値観の進化について考えることは、キャリアの次のステップを計画する上で重要です。自分がどのようなリーダーになりたいのか、どのような働き方を目指しているのかを明確にしておくと、今後の方向性を見定めるのに役立ちます。

Savickas(2005年)のキャリア構築理論によると、個人はキャリアを通じて自己概念を発展させ、これに基づいて成長を遂げることが重要です【注5】。

 

 

以上の5つの質問を通じて、2024年におけるキャリアの発展度を総合的に振り返ることができます。成果や成長、課題の克服、チームへの貢献、そして個人的な成長に目を向けることで、来年に向けた具体的なキャリアプランを立てることができるでしょう。これまでの自分の歩みを定量的に評価しつつ、将来の目標に向けた明確なステップを見つけてください。

Cogsは、クリエイティブマインドセットを身につけた人材と、グローバルなキャリア成長の機会をつなげるエグゼクティブ・サーチと人材紹介を専門とするエージェンシーです。

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参考:

  1. Luthans, F., Youssef, C. M., & Avolio, B. J. (2006). Psychological capital: Developing the human competitive edge. Oxford University Press.

  2. Eraut, M. (2004). Informal learning in the workplace. Studies in Continuing Education, 26(2), 247-273.

  3. Masten, A. S. (2001). Ordinary magic: Resilience processes in development. American Psychologist, 56(3), 227-238.

  4. Dutton, J. E., Workman, K. M., & Hardin, A. E. (2006). Compassion at work. Administrative Science Quarterly, 51(1), 59-96.

  5. Savickas, M. L. (2005). The theory and practice of career construction. In S. D. Brown & R. W. Lent (Eds.), Career development and counselling: Putting theory and research to work (pp. 42-70). John Wiley & Sons.

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