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2024年 日本のエージェンシー&コンサルティング市場における給与ベンチマークと主要トレンド

 

日本のクリエイティブエージェンシーおよびコンサルティング企業における給与調査をまとめました。対象はバイリンガル人材や外資系企業で、2024年に私たちが扱った職種や候補者のデータを基に、デジタル・クリエイティブ市場の最新動向を明確にお伝えします。

 

主要な調査結果

1.給与とボーナス構造

-コンサルティング企業では、マネージャーレベルで10%以上、シニアマネージャー以上で20%以上のボーナスが一般的です。

-エージェンシーは基本給に依存する傾向があり、ボーナスは少額または業績連動型が多いです。

 

2.エージェンシー市場の動向

-外資系エージェンシーは市場の約30~40%を占め、大手日系ネットワークが残りを支配しています。

-クライアントの変化するニーズに合わせ、新しいチームやサービスが生まれており、需要は安定しています。ただし成長は劇的ではなく、アカウントの獲得や喪失により変動しています。

 

3.コンサルティング市場の動向

-外資系コンサルティング企業はデジタルトランスフォーメーション、デザイン、テクノロジー統合分野で引き続き強い成長を見せています。

-デザインスタジオ、特に小規模な独立系は堅調ですが、製品デザインやUX、リサーチ分野は大手コンサルティング企業が急成長しています。

 

 

注目のテーマ

1.AIの影響

AIは市場全体の生産性を大きく変革しています。効率化が進む一方で、ジュニア~中堅レベルの需要が今後減少する可能性があります。

 

2.グローバル経済の不安定さ

一部の外資系企業では日本国外で苦戦し、採用の一時停止や内定取り消しが発生しています。これは日本市場の弱さではなく、世界経済の不安定さを反映しています。

 

3.人材の流動性

エージェンシーやコンサルティング業界の多くのプロフェッショナルが、より良いワークライフバランスや裁量権、仕事の意義を求めて事業会社やスタートアップへ移動しています。

 

今後の展望

デジタルマーケティング、ユーザーエクスペリエンスデザイン、関連分野の需要は依然として高く、優れた人材の供給が追い付いていません。

消費財や小売業界における事業会社側の給与については、以前の投稿をご覧ください。

Cogsは、クリエイティブマインドセットを身につけた人材と、グローバルなキャリア成長の機会をつなげるエグゼクティブ・サーチと人材紹介を専門とするエージェンシーです。

 

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