【候補者としてモヤッとした私が、今リクルーターです】
Cogs Japanに入社して3ヶ月。短いようで、とても濃い時間でした。この期間を通してリクルーターという仕事を“中の人”として体験したことで、自分自身のキャリア観にも大きな変化が生まれたように思います。
振り返ると、私自身これまでに何度もリクルーターの方々にお世話になってきました。新卒での就職活動では、自分だけでは出会えなかった企業をご紹介いただき、キャリアのステージごとにさまざまなご提案をいただいたこともあります。でも正直、「なんとなく物足りない」と感じたことも少なくありません。
たとえば、提示された年収や企業名がいくら魅力的でも、自分のスキルや志向性と噛み合っていない場合。
あるいは「外資系企業」とのご紹介だったのに、実際にはかなり日系色が強かったり。そんな時、「これは本当に自分のための提案なんだろうか?」と疑問が残ることもありました。
とはいえ、これは決してリクルーター個人のせいではなく、業界全体のスピード感や構造的な背景もあるのだと思います。候補者一人ひとりとじっくり向き合うには、やはり限界もある。その現実にも、今は共感できるようになりました。
そんな経験を経てCogsに入社し、まず感じたのは「自分がこれまで思い描いていたリクルーター像と全然違う」という驚きです。
Cogsは、デジタル×バイリンガル人材に特化したブティック型のファーム。
マーケティングに特化しているからこそ、クライアント理解の深さや業界知識の濃さがあり、日々学ぶことばかりです。
面談ではまず、候補者の話をじっくり“聴く”ことから始まります。実際、面談の8割以上は、これまでのご経験や価値観、これからのキャリアの方向性について深掘りする時間に使います。一見当たり前のようでいて、意外と“ポジションの魅力をどう伝えるか”にフォーカスされがちなこの業界の中で、Cogsのスタンスはとても新鮮でした。
私自身もマーケティング出身ということもあり、候補者のキャリア背景に強く関心を持っています。面談中に、「あ、私、本当はこういう仕事がしたかったのかも」と気づかれる方もいて、そんな瞬間に立ち会えるのはこの仕事の醍醐味だと感じます。
もうひとつ、Cogsで印象的なのは“誠実さと率直さ”です。ご紹介したポジションが候補者に合わないと判断した場合はきちんとその旨をお伝えします。
もちろん、ご縁が繋がらないこともありますが、それ以上に大切にしているのは“長期的な信頼関係”です。今すぐご紹介できるポジションがなくても、候補者の方と対話し続け、タイミングが合えばまたお声がけできるように準備をしています。
また、Cogsのメンバーは皆“企業と候補者をつなぐ”という役割に、誇りとやりがいを持っています。マーケティングやアドバイザー経験者のため、クライアントとの密なコミュニケーションを大切にしています。そこから企業文化やチームの雰囲気、ポジションのリアルなポジションの動き方まで理解した上でご紹介していることが、候補者にとっても安心材料になっていると感じています。
ChisがAPACの求人動向をシェアしたり、”外資系”や”インターナショナル”という点を深掘りしたブログを同僚のYukinoが執筆、Saayaは業界のユニークなご経験を沢山インタビューしております。こちらも是非ご覧ください!
もちろん、私たちはまだまだ小さな会社です。大手ファームのように案件数が豊富なわけではありません。でもだからこそ、ひとつひとつの出会いに対して丁寧に、誠実に向き合うスタイルが、いまの時代にフィットしているようにも思います。
リクルーター選びも、自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。私自身、過去に素晴らしいリクルーターの方々と出会ってきました。ドイツに来る前にはある企業の面接を受けていましたが、最終的に辞退したにもかかわらず、最後まで温かく伴走してくれた某エージェントの方には心から感謝しています。
Cogs以外にも、素敵なリクルーターさんたちは沢山いらっしゃいます。ぜひ色々な方と話してみて、「この人と話すと、前向きになれるな」と思える方に出会ってほしいと思います。 そしてもし、デジタル領域でのキャリアに興味がある方がいらっしゃれば、ぜひ私たちCogsのメンバーにも気軽に声をかけてくださいね。
Cogsは、クリエイティブマインドセットを身につけた人材と、グローバルなキャリア成長の機会をつなげるエグゼクティブ・サーチと人材紹介を専門とするエージェンシーです。
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